張厚泉

发布时间: 2014-10-21      访问次数: 61

・経歴

1995年 杏林大学外国語学部日本語学科卒業 

1997年 杏林大学大学院国際協力研究科修士課程修了 学術修士

1997年 国立国語研究所日本語長期研修Aコース修了

2001年 杏林大学大学院国際協力研究科博士課程修了 学術博士

2002年 大三合同株式会社、国際事業統括部長

     静岡県情報化サポート事業協同組合 事務局長

2003年 東華大学外語学院日本語系 講師

2004年 同副教授

2005年 同国際交流学院院長補佐

同大学院外国語言語学および応用言語学研究科副教授

2006年 同日本近現代研究センター 主任

2007年 同外国語教材開発研究センター 主任

2009年 同教授

    東華大学学術委員会委員

    東華大学学位委員会委員

    東華大学教学委員会委員

2009年 教育部国家級特色学科作り拠点(日本語専攻)プロジェクト リーダー

・教育活動

学部 言語学概論

大学院 語彙学研究、意味論研究、言語と文化、日本近代化、日本近代思想

・受賞歴

2013年中国紡織工業聯合会紡織教育教学成果奨三等奨

2013年高等教育上海市級教学成果奨二等奨

現在取り組んでいるテーマ

●新しい世界史の視点から見た日中近代史の比較研究

「近代化」にあたるModernizationという概念はそもそも欧米の学者が欧米本位で後進国を考察するときに使う概念であるが、日本では「近代化」という概念に対して、まったく違和感がなく使われているのに対し、中国では「近代化」の概念にマイナスのイメージが強いため、それを使うのに抵抗感を感じるのである。これは日中両国がそれぞれの国を中心に歴史の「近代」と「近代化」を捉えた結果にほかならない。すなわち、同じ「近代」と「近代化」の概念であっても、それに対する日中両国の研究者及び一般国民の歴史認識のズレを生じたことは、母国中心の歴史観の限界を物語っている。

 訪問研究の期間中、「近代」と「近代化」の問題について、ヨーロッパ中心の歴史観から横の日中両国の関係性を見出すという新しい世界史の着眼点でより深く掘り下げ、以下の問題について研究する。

1. 欧米中心の歴史観を脱却し、「近代」という概念を図る尺度の問題についての研究。

2. 欧米のModernization概念から脱出し、いわゆる「近代化」の問題についての研究

3. 新しい世界史観で日中両国の「近代」および「近代化」の諸問題についての研究

 上記した三つの問題について、欧米ヨーロッパ中心の歴史観ではなく、指導教官である羽田正教授が提唱された新しい世界史の着眼点と方法論で研究し、日本と中国の近代史および関係史の研究に目鼻を付けたいと思う。

●日本に於ける西洋近代の受容と儒学の効用―幕末明治初期の所謂近代漢語の成立

日本の近代化のプロセスにおいて、「哲学」「学術」「帰納」「演繹」のような、明治初期に新たに考案された「近代漢語」の効用について様々な角度から考察し解明しなければならない。それらの近代漢語によって日本語の漢語語彙の意味領域は画期的に拡張されたことになるが、とりわけ、儒学概念に基づき、漢字の新たな結合による派生を中心とした抽象概念について、以下の三つの問題を中心にした考察をしたい。

1. 西周に代表される啓蒙思想家たちが西洋近代の学術思想と政治制度を移植するに当たって、如何に「近代漢語」を鋳造し、近代的な学術体系を創り上げたか。

2. 福沢諭吉に代表される啓蒙思想家たちは、日本を独立国家として存続・発展させるために、如何に平易的な文章で「独立自尊」の精神を啓蒙したか。

3. 梁啓超に代表される中国の啓蒙思想家たちは、如何に日本の近代漢語を借用して西洋近代の学術思想と政治制度を中国に取り入れたか。

これまで、「近代化」の概念を主としてマックス・ヴェーバーの他、丸山真男、加藤周一、竹内好、富永健一などの論説を考察してきたが、新しいグローバル・ヒストリーの観点で見直す必要があると感じている。

・主要業績

・編著

1.金田一秀穂・矢崎祥子・張厚泉・銭暁波編『文学と言葉とともに国松昭先生退職記念論文集』凡人社.1-20945-58.2007

2.張厚泉・銭暁波編『日語教育与日本文学論叢』復旦大学出版社. 1-26156-64.2009

 

・学術論文

1.張厚泉.文字改革と表音文字化への道日・越・中三国を中心とする対照考察.凡人社.言語と交流.No.1.23-46.1998

2.張厚泉.漢字漢語についての一考察「文学」という近代漢語の意味形成. 凡人社.言語と交流.No.2. 109-126.1999

3.張厚泉.西周の「近代漢語」の形成に与えた影響.凡人社.言語と交流.No.3. 1-21.2000

4.張厚泉.近代漢語を創出した洋学者の系譜蘭学から洋学への展開. 凡人社.言語と交流.No.4. 100-118.2001

5.張厚泉.漢語の増加現象と近代漢語の形成蘭学から洋学への近代西洋文明の把握.国語学.206.89-90.2001

6.張厚泉.「難民」は賎民ではない箕作阮甫とフイルモーア米国大統領国書. 凡人社.国際文化交流と日本語教育[M].178-191.2002

7.張厚泉.西洋の「哲学」と東洋の「理学」東アジア儒学社会における「哲学」の必

用性.凡人社.言語と交流.No.5. 44-61.2002

8.張厚泉.静岡県における研修生事業と日本語教育. 凡人社.言語と交流.No.6. 115-128.2003

9.張厚泉.日中近代知識人の啓蒙思想知識人の志向について.凡人社.言語と交流.No.7. 45-58.2004

10.張厚泉.語言与文化的关系(中国語).東華大学学報.No.52005

11.張厚泉.「電気」という近代漢語の意味変遷. 凡人社.言語と交流.No.9. 58-70.2006

12.張厚泉.近代字抽象語的生及其意(中国語). 復旦大学出版社.外語教学与研究論叢[M].208-214.2006

13.中国における世界文学名著の翻訳について『外国文学名著叢書選目』の翻訳を中心にして. 凡人社.文学と言葉とともに[M].45-58.2007

14.張厚泉.漢字文明圏の近代化に与えた儒学の効用. 凡人社.言語と交流.No.10. 110-123.2007

15.張厚泉.「学術」という近代漢語の成立と意義西周の『百学連環』を中心として. 凡人社.言語と交流.No.11. 72-86.2008

16.張厚泉・王蕾.場景設置理解和掌握語法功能的重要性浅談初級語法幾個句型的場景設置(中国語).人民教育出版社.品牌与標準[M].220-233.2009

17.張厚泉.从学到教――与『中日交流 標準日本語』同行二十年(中国語).人民教育出版社.品牌与標準[M].345-350.2009

18.張厚泉.「文学」―LiteratureRhetoric西周 『百学連環』中心. 復旦大学出版社.日語教学与研究論叢[M].56-64.2009

19.張厚泉.中国の日本語教育における文法用語の取扱について.華東理工大学出版社.日本学研究[M].452-457.2009

20.張厚泉・李薇・王蕾.改革開放後日本人中国観的形成与変化——基於日本内閣府『外交に関する世論調査』的研究. 重慶出版社.西南地区日本学的構築[M].332-348.2011

21.張厚泉・李薇.日本文化を反映させた文法学習の指導法V(テ形)カラ」を例として. 凡人社.言語と交流.No.14. 44-53.2011

22.張厚泉.The Curriculum Reform & Features of Japanese Language Dep. in Comprehensive University by the example of Japanese Language Dep. in Donghua University. Information Teachnology and Education Teaching [ISTP]. Scientific Research Publishing,Inc., 376-383.2011

23.張厚泉・大野啓子.日本語教育における漢字字種と語彙の選定―N3N2を中心に. 凡人社.言語と交流.No.15. 110-122.2012

・教科書・教材

1.張厚泉.主編『新版 中日交流准日本語同步測試巻(初級上下)』人民教育出版社.2006

2.張厚泉.主編『新版 中日交流標準日本語 テレビ講座DVD』人民教育出版社.2006

3.張厚泉.主編『新日本語教程(初級12)』(1-6冊総主編)人民教育出版社.2009

4.張厚泉・作田奈苗.主編『標準職業日語(第1册)』(1-5冊副総主編)人民教育出版社.2009

5.張厚泉・中川良雄.主編『新日本語能力考拟题N1』上海人民教育出版社.2010

6.張厚泉・中川良雄.主編『新日本語能力考拟题N2』上海人民教育出版社.2010

7.張厚泉・中川良雄.主編『新日本語能力考拟题N3』上海人民教育出版社.2011

8.張厚泉・大野啓子.主編『漢字の本(初級1)』講談社ビーシー.2011

9.張厚泉・大野啓子.主編『漢字の本(初級2)』講談社ビーシー.2011

10. 張厚泉・大野啓子.主編『漢字の本(中1)』講談社ビーシー.2012

11. 張厚泉・大野啓子.主編『漢字の本(中2)』講談社ビーシー.2012

12. 張厚泉・水岡実乃理.主編『新編日語汎読教程(第一册)』華東師範大学出版社.2013

(全23件)

・口頭発表・講演

1. 張厚泉.漢語の増加現象と近代漢語の形成蘭学から洋学への近代西洋文明の把握. 国語学会2001年春季大会.神戸松蔭女子学院大学.2001.5.19-20

2. 張厚泉.『標準日本語』見証二十年日語自学潮.中央テレ7ch(教育)「熱点聚焦」. 2008.7.1.放送.人民教育出版社.品牌与標準.370-385.2009

3.張厚泉.中国の日本語教育における文法用語の取り扱いについて動詞変化形の用語を中心に. 2009年上海日本学研究国際シンポジウム.教育部高校外語专业教学指会日語分会·上海外国語大学.座長.2009.6.13

4.張厚泉.日本文化と日本語学習.2009年上海ブックフェア特別講演.上海展覧中心.2009.8.18

5.張厚泉.近代漢語の研究法について私見コントの「知的発展三段階」理論の応用.第1届漢日比語言学シンポジウム.北京大学.座長.2009.8.29

6.張厚泉.日本文化を反映させた文法学習近い将来の日本語教育を目指して.広西大学熊本県立大学.「悠久の歴史、そして、ことば学術シンポジウム.2010.9.22

7.張厚泉.日本語教育の視点から見た上海の活字印刷.東華大学日本近現代研究センター・上海豊田紡織廠記念館共催「近代印刷の源流を探る 上海セミナー 上海美華書館明朝体活字伝来の交差点.上海豊田紡織廠記念館.2010.11.26

8.張厚泉.東華大学における日本語学科学生の教育の現状と将来計画について.静岡大学 三大学連携事業「市民公開・国際シンポジウム アジア急成長時代の大学・大学院教育」国際シンポジウム.静岡県産業経済会館.2010.11.28

9.張厚泉.日本文化を反映させた初級教材についてー『新日本語教程』(初級)を中心に2011年度日教育与日本学研究国际研讨会.大学.座長.上海.2011.5.21

10張厚泉.近代二字译词的量研究基于《英大辞典》译词的研究.

3回漢言学シンポジウム·杭州師範大学.座長.杭州.2011.8.15-17

11.張厚泉.「2011年大学・職業高等学校日本語教師養成班」(教育部大学・高等職業技術学校非専攻外語教育指導委員会.青島大学.2011.8.1-11

12. 張厚泉.ことばと文化、そして、コミュニケーション.浙江工商大学日語学院.2011.11.4

13. 張厚泉.コメンテーター.華東師範大学人文社会科学終身教授学術報告(報告者:高寧

終身教授.報告テーマ:有定無定と翻訳).華東師範大学.2012.11.07

14. 張厚泉.異文異種異文化のコミュニケーション.同済大学「アジア共同体学術講座」.2013.3.13

15. 張厚泉.森鴎外が描いた西周像.東京都文京区立本郷図書館.2013.10.27

16. 張厚泉.歯磨きの異文化コミュニケーション.上海商学院.2013.11.5

17. 張厚泉. 日中「近代化」の意味と変遷―グローバル・ヒストリーの視点で.東京大学東洋文化研究所.2014.7.17

・翻訳

1.胡志昂・張厚泉日中文学比较研究(佐藤正文著『日中文学比較研究』)复旦大学编《中国文学研究第一辑.江西教育出版社.1999.9